Regular Checkups

定期健診

元気なときの状態を残すために受けます。

定期健診は、病気が見つかってから受けるものだけではありません。

元気に見える時期の体重、身体の状態、血液や尿の数値などを記録しておくことで、その子自身の変化に気づきやすくなります。

一般的な基準範囲と比較するだけでなく、その子自身の以前の検査結果と比較することが大切です。

見た目だけでは分からない変化があります

犬や猫は、身体に不調があっても、普段と変わらないように過ごしていることがあります。

食欲がある、散歩へ行く、毛づくろいをしているというだけでは、身体の中の状態まで判断することはできません。

腎臓の変化も、初期には目立った症状が現れない場合があります。

そのため、元気そうに見えるときから定期的に身体の状態を確認しておくことが大切です。

年齢や状態に合わせて受診します

必要な健診の内容や頻度は、年齢、犬種・猫種、体格、持病、過去の検査結果などによって異なります。

シニア期に入った犬猫、過去に腎臓に関する数値を指摘された犬猫、尿路の病気を経験した犬猫などは、受診の間隔について獣医師へ相談してください。

現在元気に見える場合も、その子に適した健診の頻度を確認しておきましょう。

Blood Test

血液検査

腎臓の状態を考える血液検査では、BUN、クレアチニン、SDMAなどが参考にされます。クレアチニンは、筋肉量や脱水などの影響を受ける場合があります。

BUNクレアチニンSDMAリンカリウム赤血球に関する項目

一つの項目だけで状態を判断するのではなく、必要に応じてこれらの項目も確認します。

Urine Test

尿検査

尿検査では、尿比重、尿たんぱく、糖、潜血、沈渣などを確認します。

尿比重尿たんぱく糖潜血沈渣UPC(尿たんぱく・クレアチニン比)尿培養検査

必要に応じて、UPCや尿培養検査などが行われる場合もあります。血液検査の数値が基準範囲内に収まっている場合でも、尿検査から身体の状態を考える手がかりが得られることがあります。

血圧と身体の状態

腎臓の状態と高血圧は、互いに影響する場合があります。

必要に応じて血圧を測定し、全身への影響について確認します。

体重だけでなく、筋肉量、脱水の有無、口腔内の状態なども診てもらいましょう。

画像検査

超音波検査やレントゲン検査によって、腎臓の大きさや形、結石、尿路の状態などを確認することがあります。

必要な画像検査は、症状や血液検査・尿検査の結果などをもとに、獣医師が判断します。

一度の検査結果だけで判断しません

検査結果は、その日の体調、食事、飲水量、脱水、筋肉量、緊張などの影響を受ける場合があります。

一度だけ高い数値または低い数値が出ても、それだけで病気の有無を判断することはできません。

必要に応じて再検査を受け、数値の推移を確認することが大切です。

検査結果を保管します

検査結果は、日付が分かる状態で保管してください。

動物病院が変わる場合や、セカンドオピニオンを受ける場合にも、過去の検査結果が重要な情報になります。

紙の結果を撮影して保存する、項目ごとに表へ記録するなど、継続して比較できる形にしておきましょう。

Before You Go

受診前に普段の様子を整理します

健診を受ける際は、水の飲み方、尿の量や回数、食事量、体重、嘔吐、便、活動量など、普段の状態を獣医師へ伝えます。

気になる変化がある場合は、いつから始まり、どのくらいの頻度で見られるのかを記録しておきましょう。

使用している薬、療法食、栄養補助食品などが分かるものも持参してください。

定期健診は、病気を探すだけではなく、元気な状態を記録し、これからの変化に備えるための機会です。

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